第一回 瓦屋さんの実験教室 

寒い日が続く今日この頃。
雪が降ったり、池の水が凍ったりと、家から出たくなくなりますよね~

瓦屋さんは、この寒い時期に大敵がいます。

それは、プレスしたてのものが氷点下になると凍ってしまう事です。

どんなふうになるか気になりますよね? 見てみたいですよね? 

は~い。実験開始ッス

これがプレスしたばっかりの松皮のしです。

沢山の水分が含まれています。

天気予報で調べたら、翌朝はマイナス1℃らしいので実験準備オッケイ。

一晩このままにしておきます。

…そして次の日の朝

おぉ~ 凍ってる~

シャーベットみたいなん付いてるやん!! 
絶対凍ってる~

表面は、ボロボロ…
これが実験でなければ、ショックだろうな… 辛いだろうな…

時間がたつと元通り~ 

めでたしめでたし

とは、いきません!! 
これを知らずに焼いてしまうと瓦がボロボロになって焼きあがってしまいます。

こんな事にならないように
寒い日は、天気予報から目が離せません。

凍ると分かれば、布を被せたり、窯の近くで乾燥させたりと、
なかなか大変です。

粘土は生き物ですね。

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