これは、新商品の薄紐のしです。
以前、深谷地区屋根工事組合さんとの交流会の時に
「こんな瓦があったらいい」と、薄紐のしの事を聞かせてもらいました。
薄紐のしって…はじめて聞くこの言葉が凄く心に残っていました。
「紐のし屋と名乗る以上、避けては通れない!!」
「どんな屋根になるか見てみたい!!」
こんな想いで制作する事にしました。
これがその白地です。
右側が、普通の紐のしで、左側が薄紐のしです。
スッキリとスリムな体でしょ
プレスしてまだ日があさく完全には、乾燥していませんが、
結構反ってきています。
乾燥しきってしまうと、もっと反りそうな感じ…
完全に乾燥するには、4~5日かかってしまい、
その間待ち続けなれればなりません。
楽しみでもあり、不安もある乾燥待ちなのです。
そして、出来上がりを見て何度も口金を調整したり、
色々なパターンを試して、ようやく製品となります。
瓦づくりは、一度にはうまく作れず時間のかかるものなのです。
コメント
コメント一覧 (4件)
いいですね
これはいいですね。
仕上がり寸法はいくらですか?(厚み・長さ)
それから、紐部分も全体的に細くしたほうが良かったのでは?
実物を見ていないのでわかりませんが、のし部分だけが薄いだけではありませんか?
京都などで見かけるそれは紐も細く綺麗なんですよ。
ありがとうございます。
貴重な意見ありがとうございます。
正直なところ、プレスしてできた白地を見て
少し悩みました。
私の思っていたものよりも紐の厚みが厚いので、
修繕すべきか悩んでいました。
横の部分の紐の厚みは、薄くなっているのですが
のしの上面からの紐の厚みは、そんなに変わっていなかったのです。
働きは、53で、厚みは、8分ぐらいです。
貴重なご意見を参考にさせていただきます。
ありがとうございました。
これよこれ!!
薄紐熨斗!! かっちょいいです。。
三州の紐熨斗は、紐が薄く・・元来漆喰で塗り上げた 「こっくり感」 が無いので、しょーもないと思っていました。
はじめましての会で説明した 京箱の紐の厚みの美しさとか、 淡路には伝統文化の美しさが残っているのです。。。
他の産地を見て、自分の作り上げてきた美意識が揺らぐようではいけませんぜ。
文化と伝統は、お互い守っていきやしょう!!
勿論。。お互いに良い部分は吸収しあい、刺激しあいましょう♪
地域性
瓦は、その地域によって様々な屋根があるように、紐のしの紐の厚みにも、やはり地域性があるのですね。
場所場所にあわせたものを作れるように努力します。
京都で使われているなら、是非見学してきたいです。