暑い日の熱い窯の入れ替え

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窯から焼けた瓦を取り出して、白地を載せたコンテナに入れ替えをする事を
「窯の入れ替え」と呼んでいます。

瓦屋さんによっては、自動のリフトで入れ替えるところもありますが
うちは手動でやっています。

夏の暑い日に、あまり冷めていない熱い窯の中に
入って行く事がたまにあり
中はちょっとしたサウナより暑いです。

窯の床は、このようにレンガが敷き詰められているので
車輪での移動は困難です。

そこで、このでっかい鉄板を敷いて
移動できるようにします。

使い終わったら、
熱い窯の熱をもった鉄板を、鉄板置き場へと持っていきます。

3メートルほどの距離なのですが、
鉄板が熱いので猛ダッシュで走って行きます。

「一秒でも早く、鉄板の熱から逃れたい…」 

そんな思いが人間の潜在能力の眠ったところを
100パーセント引き出します。

無事に置く事が出来たら、
今度は、空冷装置(手をもの凄い速さでひたすら振る)で手袋を冷やします。

この空冷装置は、
人間が熱いと感じた時に、とっさに耳たぶに触る動作の
3倍の威力を持つと言われています。

以前、この装置を使わずに
仕事を続けようとした事がありました。

結果は、熱が手にじわじわと伝わり
「熱さのあまり手袋を脱ぎ捨てる」
こんな結果となってしまいました。

窯の入れ替えの最大の敵がこれ。

うっかりと穴のあいた手袋をはく事なのです。

勘のいい人ならお気づきでしょうが、
熱い鉄板を運ぶ時に、穴の部分は地肌が当たる…

こんな悲劇に見舞われます。

猛ダッシュしているので
気づいた時には、火傷しているでしょう。

離すに離せない…
そう、行くしかないのです。

こんな感じで暑い日の熱い窯で
瓦を入れ替えしています。

今日も綺麗な瓦になっておくれ

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