taniken– Author –
taniken
瓦職人
-
瓦屋とラジオ
このラジオは、寂しい時 つらい時 くじけそうな時 によく聞いています。 かなり古いもので、私が子供の頃からいるような・・・ そんな古いラジオで 毎朝 ありがとう浜村淳です を聞いています。 私は、彼から色んなニュースを教えてもらいます。 たぶ... -
オレンジ
窯の温度が1000℃の時に、 煙突の穴から中をのぞくと、 こんなきれいなオレンジ色になっています。 私はこの瓦師が窯で瓦を焼くこの色を、カワラシアンオレンジ と、勝手に名づけています。 あぁ今日も綺麗なオレンジだ。 -
店先のショーケース2
棟の裏側は、こんな感じです。 上から、紐雁振り 左から、輪のし、小万十のし、この葉のし、菊のし、輪違いのし です。 全種類を葺きたかったのですが、この小さな屋根にはおさまりませんでした。 色々な瓦で、自分の家を飾れるなんて、素晴らしいですよ... -
店先のショウケース
工場の前に、私の所で作っている商品を葺いてみました。 紐のし、輪のし、松皮のし、波のし、木の葉のし、菱のし、紐雁振、箱紐のしで、作りました。 素人が葺いたのでいまいちですが、飲食店の前でガラスに入って商品が並んでいるやつみたいになれればと... -
暑い日には
残暑が厳しいですね。 この瓦は立浪片台面といい、 荒波をイメージしているみたいです。 この瓦を屋根に使っていれば、 夏の暑い日でも涼しくしてくれる瓦です。 -
紐のし と わのし
紐のし と 輪のし が集まると、こんな屋根になります。 これこそ、日本建築!! この写真は、 得意先様に、私の工場で作った瓦を葺いてある屋根はどこですか? と、訪ねると香川県の新築現場を教えてもらい 見学にいって撮影してきました。 自分が作った瓦... -
プレス
瓦の形を作るには、 荒地という土を、金型に入れて機械でプレスします。 おばちゃんの手で、一枚一枚丁寧にプレスしていきます。 金型は、2枚に一度ど油のついた布で、全体にむらなく拭きます。 この時に、拭き残しがあったら型にひっついて、ねじれた... -
カニ と 親父
工場には、時々カニが遊びに来ます。 このカニを見ると、苦い 思い出が蘇ります。 それは、高校生の時に友達の家に三人ぐらいで遊びに行っていました。 そこに、怖そうな親父が酔っ払って現れました。(半袖なのに長袖、それ以上は語れません) 気を使って... -
犬小屋
私の家の犬小屋はもちろん瓦葺きです。 その昔、屋根葺きの学校を卒業した記念に作りました。 今では、ボロボロで、へたくそな屋根(もともとへた)です。 いい犬小屋のおかげか、愛犬は十四年も生きています。 やっぱり住まいは大事ですね♪ -
瓦の墓場
今日は、失敗作の瓦を処分場へ捨てに行ってきました。 そこには、大量の瓦達が捨ててあり、 いつ見ても もったいない と思います。 これを再利用出来ないものかと、いつも考えるのですが・・・ いつも捨てに来ています・・・ けど、いいように考えるなら...