今日は、いらか万十のしをプレスしました。
荒地をいれて手で金型を奥まで突きます。
レバーを引いて上型を下ろします。
微妙な加減でプレスする強さが変わるので、おばちゃんの腕の見せ所。
長年の勘がモノを言います。
重たい下型をひっぱりだします。
そして、クルッとひっくり返して、引力を利用してプレスした粘土を取りだします。
これがなかなか金型から離れないのでとっても大変です。
オバチャンは、「型に引っ付いて大変やねんぞ~」と、よく怒っています。
確かに大変そうです。
最後に台車にそっと積み増す。
ちゃんと載せていないと、台車をついて移動する時に倒れてしまう事があります。
倒れず、詰めすぎず、上手に載せてくれます。
こんな感じで手間暇かけて一生懸命プレスしてくれています。
しかし、この瓦は慣れたおばちゃんでも一日に400枚しかプレスできません。
しかも次の日には、磨かなくてはなりません。
とっても手間暇かかる貴重な瓦なのです。
もし、このオバチャンが来てくれなくなったらどうなるんだろう?
なかなか大変な仕事なのに。
次にこんなに上手にプレスしてくれる人って、なかなかいないだろうな…
切実な悩み抱えています。
オバチャンに感謝した一日でした。
磨き編へつづく
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