薄紐のしを追いかけて IN  埼玉 その壱

「薄紐のしの葺かれた姿を見てみたい!!」

という事で、埼玉まで見学しに行ってきました。

新幹線に乗るのは、中学校の修学旅行以来。
いやぁ~ 一人で乗るなんて、大人になったもんだ。
(もう、おっさんなのにね…)

「一人で行けるかな~」
ドッキドキの旅がここから始まります。

朝早かったので、ウトウトしながら新幹線に揺られました。

ふと目を開けて外を見てみると、
「おぉ~ 富士さん!!」

少しの間でしたが、見入ってしまいました。
素晴らしい眺めですよね。

富士山で心を和ませていながら、
ふと、横を見てみると…

そこにいたのは…

護送中の犯人!?

偶然てあるんですね。
ほんと、都会は、怖いッス。

そんなこんなで、何とか埼玉に到着。

埼玉の屋根を色々と案内してもらいました。

まず始めに見学させてもらったのが、この神社です。
関東の紐のしとの初対面。

紐のしが沢山使われていました。

この紐のしの凄いところは、
「ツノが立っている」と、教えてもらいました。

ツノとは、紐の角がツンと突っ張っていて、
紐がくっきりとしてツノのように見えて
カッコがいいという事でした。

確かに紐がもの凄く主張していて、
良い感じですよね。

次に見せてもらっのは、この蔵です。

この棟には、紐のしの原点ともいうべき
漆喰が塗られていました。

この漆喰が進化したのが「紐のし」なのです。

立派な漆喰が付けられていました。

次に見せてもらったのは、この家です。

関西では見た事がない、
紐のしをすかして葺いてありました。

自分の目で、直に見たのは初めてだったので、
もの凄く感激しました。

カッコイイですよね。
紐のしは、関東ではこんな風に葺かれているなんて
凄い事ですよね。

日本各地で、屋根の飾られ方が違う
瓦屋根の地域性って素晴らしい事だと思いました。

日本の屋根文化は、世界に誇れるものですよね。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • お帰りなさいです~♪
    先日は、遠路ありがとうございました。

    あの..関東の 【粋】 と言う感覚.. まぁ、あたくし自身の仕事なりですので(笑) なんですが。

    江戸前の屋根とは、ご覧の通り、さっぱりとした屋根ではないかと思うのです。

    江戸前の美意識って 【粋】 か 【野暮】 なんですよ♪

  • 「粋」と「野暮」
    江戸前の「粋」と「野暮」勉強させてもらって、とても感謝しております。

    「あの屋根は、粋だ」「あの屋根は、野暮ったい」
    面白いですね。

    色々とありがとうございました。

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