紐のし(ひものし)の棚上げ


紐のしをプレスしたものを
台車に載せて、綺麗にしていきます。

ヘラで、めくそ(プレスした時に出るギザギザ)を丁寧に取っていきます。
この時の角度は、斜め45度です。
どこでもよく聞く角度ですよね。
力を入れすぎると、深く切り取ってしまいブサイクになります。

紐の付け根の所に、土が残らないように綺麗に取ります。
土が残っていると、
瓦になった時、上に重ねにくくなるのでとても気をつけています。

そして、素早くスポンジでなでます。

綺麗になったら、乾燥台車に載せていきます。
この時に、上に載せるのはいいのですが、
下にのせるには、腰を曲げた姿勢になるので、
とても辛いです。

母は、長年これをしすぎたせいか、腰が曲がってきています。
(たぶんそうだろう・・)

こんな手作業をして、紐のしは出来ているのです。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • そんな・・・
    紐のし屋さんとこのオバちゃん、ナイスやで。
    瓦業界を底辺から支えてきた淡路のオッチャン・オバチャン達には頭が下がります。こんな景気になってしまい、今の世をリードする世代の一人として、お互いに頑張らんとあきませんなぁ。先代達への感謝を込めて、守っていこう淡路瓦!!

    それにしても、紐のし・・・、一枚一万円で売れたらオバチャンの腰もまっすぐになるのにの~。

  • がんばりたい
    1枚一万円かぁ~
    腰、絶対まっすぐなりそう
    瓦人さん、よろしくお願いします。

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